皆さんこんにちは、アーティスト担当のタナベです!
最近ようやく"会場で観れる"ライブが徐々に増えてきましたね。轟音好きなタナベも様子を見ながらライブ会場に足を運び始めています。やっぱり生で浴びる音は違いますね・・・!
遡ること半年前、RYOGAの「SKATER-H3」をお使い頂いているPELICAN FANCLUBのエンドウアンリさんから『最近アームをよく使うのですが、RYOGAってアームつけられますか?』とご相談を頂きました。あいにく「SKATER-H3」には設計上アームが取り付けられません。「いっそカスタムモデルを作ろう!」と開発担当のヨシザワと共にエンドウさんに会いに行きました!
エンドウさんにSKATERの各モデルを弾き比べて頂きながら、アームを取り付けること以外にもカラーや仕上げ、ネックグリップのシェイプなどエンドウさんの理想を確認。エンドウさんと"共同プロデュースモデル"を創りました!
共同プロデュースモデルのポイント
マットな白
エンドウさんからの要望その1は艶消しのホワイトカラー。白と黒の2色を基調としたルックスになりました。今までSKATERに艶消しのホワイトカラーはありませんでしたが、レギュラーラインナップに加えたいくらいカッコいい仕上げになりました!!
アームへのこだわり
要望その2はアームが使えること。一通り弾き比べて頂いた結果、アーム付きの「SKATER-T3V」がエンドウさんの理想に近いことがわかりましたが、このモデルに搭載されていたのは『シンクロナイズドトレモロタイプ』。エンドウさんが日頃使い慣れているのは使用感の違う『フローティングトレモロタイプ』だったため、ボディ内部を改造し、パーツを載せ換えました。
フローティングトレモロにはタナベ一押しのMASTERY VIBRATOの『OMV』を選択。ブリッジも合わせてMASTERY BRIDGEの『M2』を取り付けました!
エンドウインダストリアルロゴ
要望その3はエンドウさんが社長を務める(?)架空企業「エンドウインダストリアル」のロゴを入れること。開発担当ヨシザワとの協議の結果、ロッドカバーに刻印することに。シルバーカラーでばっちりと目立っております!
他にもネックグリップは普段使用しているギターに近い形状になるようリシェイプ。配線材・コンデンサーもバンドサウンドに合うようにビンテージの物に変更しました!
エンドウさんの理想が詰め込まれたギターが完成!あとは気に入って頂けるかどうかですね・・・
エンドウさんにお披露目!
エンドウさんご来店&お披露目
ご来店頂き、早速お披露目&お渡し。ギターを隅々まで見るエンドウさん。ひとまずルックスは気に入って頂けました!
次はサウンドチェック。PELICAN FANCLUBの楽曲を弾いて曲とのマッチングを確認。サウンド・弾き心地ともしっかりハマっていたようで、ご満足頂けました!タナベも横で聞いてましたが圧倒的グッドサウンド!耳が幸せでした!
「早速次のライブから使います」
一通りお試し頂き、ご本人にファーストインプレッションを伺いました!
『フロント(ピックアップ)が凄く良いです。(Telepath Telepathを弾いて)この開放弦を鳴らしたときの音のイメージがしっかり再現されてます。カッティングもむちゃくちゃ綺麗ですね。これを弾きながら早く歌いたいです笑 。クリーンにした時がずば抜けて素晴らしいです。トレモロ(アーム)もめちゃくちゃ良いです。弾きながら使いやすいですね。ネックもかなり持ちやすいです。見た目も自分自身の個性が出たなって思います。これは本当に嬉しいです。早速次のライブから使います!』
⇓エンドウさんのTwitterでもコメントしてくれています!⇓
ギターブランドRYOGAとSKATERのエンドウモデルを共同開発しました。フロントは透明という言葉を表現したようなサウンド、リアのタップを駆使すればオーバーキルしてしまう程の中低音域が鳴ります。そしてフローティングトレモロ。僕のフェチを詰め込みました。感謝。 pic.twitter.com/G0Ot6leGuo
— エンドウアンリ (@end_alien_pfc) 2020年9月21日
弾き心地・サウンド・ルックスと各要素気に入って頂けたようで、嬉しい限りです。エンドウさん!!ぜひライブやレコーディングでガンガン使ってやってください!