RYOGA/LEシリーズ徹底解剖と題して、新シリーズの解説を行っています。
前回はエレキギター編として公開しましたが、今回は第二弾としてベース編をお届けます。
エレキギター編はコチラ↓
コンセプト
RYOGAのコンセプトは「ライブパフォーマンス・ギア」。ベースをやるからにはやはりバンド演奏が目標ではないでしょうか?バンドアンサンブルを通じて、ベースの楽しさを感じながらライブで誰よりも輝いて欲しい。そんな想いでRYOGAブランドを立ち上げています。
- 立奏、座奏ともに長時間弾いていても疲れにくいデザイン
- バンドアンサンブルに調和し力強く低音パートを支えるサウンド
最もこだわったのはそのボディバランス
オリジナル形状だから伝統的なデザインに縛られない設計が可能になりました。やや薄めのボディ厚で重量そのものも軽めにしていますが、更に特筆すべきは、ストラップで背負った際に重量バランスが良く、実際の重さよりも軽く感じる点です。楽器が安定して疲れにくいので、激しいライブパフォーマンスはもちろん、日々の自宅練習で長い時間弾いていても疲れにくいのは大きなメリットといえるでしょう。
座奏時と立奏時のポジション変化が少ないのもポイントで、「家で弾けたのにスタジオで弾けなかった」ということを少しでも改善したいと考えました。
店頭では是非ストラップをつけて背負ってみてください!
①重厚な金属のブリッジやコンパクトで軽量なヘッドなど、全体でブリッジ周辺に重心がいくように設計。
右の腰骨あたりで安定し、動いても楽器の位置がブレにくいです。
②SKATER-BASSでは左右非対称なシェイプとともに、ストラップピン位置はあえて中心から4cmほどずらして設置しました。
③ホーン部分(楽器左上のツノのところ)はやや短めなので、ストラップが鎖骨を包み込むように体に沿います。
以前、当ブログでRYOGAの全般的な特徴を説明させて頂きましたのでそちらもご参照ください
SKATER-BASSの特徴
33インチスケール(約838mm)を採用
34インチロングスケール(約864mm)と32インチミディアムスケール(約813mm)の中間にしています。
- スケールとしては2.6cm程度しか違わないですが、ボディ形状が異なるため演奏者に対する楽器の位置が変わります。
- 2:2ペグにしてあることで、全てのペグに楽に手が届きますのでチューニングも簡単です。
- 演奏時のテンション感も遜色なく、弦を裏通しで張ってあるので市販のロングスケール弦が使用できる点もメリット。
一般的なロングスケールベースでは1弦まで手が届きにくいです。
小柄なプレイヤーでも弾きやすいオリジナルデザイン。
精度の高いロトマチックタイプペグはコンパクトでヘッドの小型軽量化にも貢献。
出荷時には裏通しにしてありますが、表通しにも対応するブリッジ。テンションやサウンドをお好みで変えられます。
サウンドの秘密
ピックアップ位置によるサウンドデザイン
太い低音の中にもぼやけずに芯のあるサウンド、J-POP/ROCKで存在感を増しているPJレイアウトのピックアップ。
SKATER-BASSで特にこだわったのがピックアップの位置です。
- フロントのPタイプピックアップ
初期のプレシジョンベースタイプのようにネック寄りに設置。
コンパクトな楽器ながらパッシブでいかに太い音を出すかをテーマにこの位置にきまりました。
- リアのJタイプピックアップ
70年代のジャズベースタイプを参考に、ブリッジ寄りに設置。
ピック弾きでのゴリっと引き締まったサウンドが心地よい。フロントの低音に芯を与えます。
これらが絶妙にミックスされることで、太いながらも輪郭のハッキリしたRYOGAサウンドとして出力されます。
オリジナルピックアップ搭載
PJレイアウトを前提として独自開発、前後の出力バランスを整えて使いやすいサウンドにしています。
LEシリーズでは出力は高めに設定。音の粒を揃えてムラを無くすとともに、想像を超える力強い低音が出ます。
RYOGAについてもっと知りたい方はこちら
RYOGA/LEシリーズ製品ページ
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www.ryogaguitars.com
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