【RYOGA】LACCO TOWER 細川大介 共同プロデュースモデル”紅桔梗”発表!楽器フェア2018ではご本人によるデモ演奏も!

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2017年8月3日にデビューしたRYOGAはおかげさまで1歳を迎えました。アーティストとの共同開発モデルもいくつか発表してきましたが、今年10月に開催される楽器フェア2018に併せて新たな共同プロデュースモデルが登場します!

今回新たにコラボするアーティストはこちら…!!

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細川大介(ほそかわ・だいすけ)

大学在学中からプロ・ギタリストとしての活動を始め、様々なライブ、レコーディングに参加。2013年、それまでサポートしていたバンド、LACCO TOWERのギタリストとして正式に加入。2015年、日本コロムビア/TRIADよりメジャー・デビュー。2017年にZepp DiverCity TOKYOでワンマン・ライブを行ない、2018年には初の全国ワンマン・ホール・ツアーを開催。現在まで、日本コロムビアよりフル・アルバム4枚、ミニ・アルバム1枚、シングルを1枚リリース。テレビアニメ「ドラゴンボール超」のED主題歌を2回担当するなど、活動の幅を広げている。

細川大介さんの出会い~プロデュースモデル制作決定まで

雑誌レビューを経てレコーディングでCICADAを使用

細川さんとはRYOGA発売当時のPlayer誌でのレビューからのお付き合い。試奏レビュー時に細川さんがCICADAを大変気に入ってくださったところから始まります。その後、最新アルバムのレコーディングでCICADAプロトモデル使っていただくなどしてご縁を深めていきました。

◆2018年8月22日に発売された4thフルアルバム「若葉ノ頃(わかばのころ)」ではM-2 蜜柑、M-4 最果、M-7 愛情、M-8 切手でそのCICADAのサウンドを聴くことが出来ます。

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レコーディングでご使用いただいたプロトモデル


その後も細川さんにCICADAの使用感をヒアリングしていく過程で「お互いの理想が合致するギターを作るべく、共同プロデュースモデルを作りましょうか?」と意気投合!
当記事ではプロデュースモデル制作に向けて行ったインタビュー兼打ち合わせの様子を特別にお届けいたします!

好きなジャンル・ギター歴について

●細川大介氏(以下、細川)
最近「どんなジャンルが得意ですか」と聞かれることがあるんですが、「オールジャンル的に苦手です」と答えてます(笑)でも今だったらやっぱり「ロック」になるのかなあ…一番弾けるのは「R&B」なんですよ。ポール・ジャクソン・ジュニアとか好きでした。

○開発チーム(以下、開発)
上手くなる路線ですね(笑)

●細川
いやいや(笑)でも、もともと凄くギターが下手で。20歳前の頃なんかは「夢はミュージシャン」と言いつつも全然練習してなくて、俗にいうダメな若者…って言ったらだめですけど(笑)で、20歳の誕生日にいつものように友達と夜遅くまで遊んでいたら、親父に決断を迫られて。「友達と遊ぶのをやめてギターをやるか。今のままの生活を続けてギターを捨てるか。」と。そこでギターを選んだんですよね。それからテレビもゲームも全部捨てて何もない状態にして。なのでこれだけは言いたいんですが14歳からギターを弾いていますが「ギター歴は20歳から」です!(笑)

最初の頃は恰好だけだったんですよね。ギター持ってる佇まいがかっこいいなとか。そこから真剣にやっていくとサウンドがいいな…とかが何となく分かってきました。

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ギターへのこだわり

●細川
実は今まではあまり気にしてなかったんです。でも、調整など気にし始めたら気になってしょうがないですね。ギターの弦のテンションは緩い方が好みなので、スプリングも3本からヴィンテージスプリング(ロウビンテージ)を5本に交換しまして、弦はSITのS9.544 pinkを使っています。

○開発
だんだんこっちの世界に寄ってきましたね

●細川
ナットも牛骨が一番良いと思っていたけど他にも色々種類があるので…(今回のCICADAにはブラックタスクナットを採用しています)。

〇開発
気にし始めるとキリがないですよね。細かい部分などは我々に任せて頂ければOKです!我々の仕事なので(笑)

●細川
音作りも始めると止まらないんですよ。一番の趣味は音作りといってもいいくらいです。寝る間を惜しんで音作って体調崩したり…本末転倒ですよね(笑)気になったらすぐに変えちゃうんで…毎回1ツアーごとに絶対音を変えちゃうんですよ。機材ごと。趣向も変わってくるじゃないですか。好きなギタリストとか。一番理想なのは… 難しいな(笑)
でも今って、憧れのミュージシャンと同じ音が出せるところまで来たじゃないですか。今までだったらでっかいラック買って、アンプもデカいの買って…でも今はそこまでお金かけなくても出来るようになってるから。ドームでやろうと小さいライブハウスでやろうと同じレベルで音だけはこだわりたいんです。

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細川さんが愛用するmomoseのストラトとPRS

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使用機材も見せていただきました

音楽の遍歴~LACCO TOWER参加まで

●細川
当時すごく好きだったのがハイラム・ブロックで。ライブハウスに行くよりもブルーノートに行くことが増えちゃって。そこからパット・メセニーとかスコット・ヘンダーソンとか。どっちかというとジャズ・フュージョンが多かったですね。そこからモータウンに行ったりしたらもう目覚めちゃって…だからあんまりロック系には行ってなかったんですよ。

ロックをやったのはLACCO TOWERに入ってからですね。その時はずっとサポートの仕事をしていたんですが、その中の一つとしてLACCO TOWERのサポートの仕事がありまして…そんな出会いからLACCO TOWERに加入しました。自分としてももう一度夢を追いたいと。

それからロックをまた聴き始めて。それこそB'zとかSIAM SHADEとか。バンドのためにもロックを練習した感じですね。

○開発
今は得意になりましたか?

●細川
全然です(笑)
でもやっぱり音の良いギタリストに憧れるんです。だから今年・来年はそうなりたいなあと。

あとアームも!アルバムでもアームを多用しましたよ!今まではアームは断固として使ってこなくて。でも、最近もう一回改めて自分の好きな音楽を聴いてみて、大好きなスティーヴ・ルカサーがここ最近、特にアームを多用してるんですよ。使い方も研究しているみたいで。なので「次はアームかな」って。(笑)結構影響は受けていますね。前回は「タッピング」だったしね。

○開発
そういうやって次の世代へと受け継がれていくんですね。

●細川
やっぱり今はLACCO TOWERのギタリストですけど、ゆくゆくはそこも超越してギタリストとして成長して。そしてバンドに還元して。そうなりたいなあと。それこそセミナーとか…

○開発
ぜひお願いします!

塗装前に一度確認

○開発
今回のCICADA、先に見ちゃいますか?
ー写真を見せる

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●細川
いい!いい感じですね!ピックアップもいい!カバーが付いてるの好きなんですよ!笑

○開発
ノブも通常よりも3cm程リアピックアップ側に寄せて操作性を向上させています。

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●細川
いいですね!そしてまたこの木目が良いですね!

○開発
この後、細川さんには実際に製品で使用する木を選んでもらうのでよろしくお願いします!

●細川
かなり楽しみです!

色の決定

○開発
まずは色ですね。お送りいただいた写真を基に、実際に使用する栃杢(トチモク)でカラーを再現したものになります。塗料の希釈を変えていて、青みが強めの物から赤みが強い物があります。

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ボディカラーのサンプル 木材はトップ材と同じ栃杢を使用
※栃杢(トチモク)・・・トチという樹種の木で、天然の杢目が出ているものを特にこのように呼びます。全体の数パーセントにしか現れない極めて貴重な木材。

●細川
おお!!

○開発
実は栃杢ってギターによく使われるメイプルなどに比べて塗料の染み込み具合にムラが出やすいんです。なので、「全体的にこういった雰囲気になりますよ」っていうので感じてみてください。

●細川
どれもすごく綺麗ですね…この中だと個人的にこれがかなり近いですね。ただ、イメージなんですけどもう少し赤いような…そして深い色の部分には黒っぽい色が入っていると良いですね。

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○開発
実は全て色付け前に同じ下塗りをしていているので、ここを調整していけばよくなるかもしれませんね。

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4枚並んでいる物の左上が下塗りをした状態の物

●細川
なるほど。いやー。でもどれも本当に綺麗でこのままでもいいです。でも、せっかくなのでより理想に近づけたらなと思って。
もう少しだけ黒・赤が強い感じで、青はほぼ要らない感じで…赤紫というかなんというか…この中でのイメージは最初のこちらですね。

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カラーはこちらをベースに調整

○開発
おまかせください!
残る課題は木材選定とネックグリップですね。
まずは木材の選定に行きましょう!

ボディトップ材選定

○開発
では、こちら手袋を…ギタリストが手を怪我してしまうと大変なので…好きなのを選んでください!

●細川
ありがとうございます!うーん悩みますね(笑)

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○開発
実は木材って塗装をすると木目が浮き上がるんですよ。これらはまだ塗装前なので、少し裏技的なことでシンナーを塗ると塗装をした時のように木目が浮き上がるんです。どれで出来上がってもイメージ通りなものを選んでくださいね!

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●細川
スゴイ!シンナー塗ると全然違いますね!あ、これ凄くいいですね。これも見てもいいですか?

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1、2、3…6あと1つですね。
うーんこれもいいなあ…
あ!これ病気っぽくて雰囲気いいですね(笑)
これにします!

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選ばれた栃杢 これらが実際の製品に使用される

ネックグリップの調整

○開発
では早速ですがお試しください!

●細川
ありがとうございます!

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○開発
何か気になる部分はありますか?ここで調整していくので気になるところがあったら教えてください。

●細川
やっぱりギターの弦のテンションは緩い方が好みなので、スプリングを3本から5本に替えてみてもらってもいいでしょうか?…やっぱ5本の方がいいですね(笑)5本でお願いします!
あとネックのグリップなんですが、もう少しCっぽいというかそういう感じでにできますか?

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アームも使い念入りに弾き心地を確かめる スプリングは5本になった

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普段使用するギターと弾き比べて細かい調整を行う

○開発
もちろんです!では調整しに場所を移しましょう!
こちらでネックを削っていきます。一気に削ってしまうと戻せないので、少しずつ削っていきますね。これでいかがでしょうか?

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塗装前の組み込まれたギターのネックを削る貴重な光景

●細川
この感じです!良くなってきていますがもっと削っても大丈夫だと思います。

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少しずつネックを削られたギターの感覚を確かめていく細川氏

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職人の手で微調整が行われていく

●細川
良くなりました!

○開発
ではこの状態で音を出してみましょうか。

●細川
うん。やっぱりいい感じになりましたね。

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○開発
ではこのシェイプを基に進めますね!あとはボディ裏の色も決められるのですがどうしましょうか。

●細川
ライトブラウンとか、真っ黒でもいいかなとか。

○開発
シースルーブラックと言う手もありますよ。黒系の方がナチュラルバインディングが映えますよ。

●細川
なるほど。そういう感じの方が妖艶な感じがするのでいいかもしれないですね!あと12フレットのインレイですが、演奏するうえで12フレットの位置ってかなり重要なんです。ここもなにか手を加えられると嬉しいです。

○開発
かしこまりました!では少し考えて進めますね!

5カ月後・・・

そして先日、ついにプロトモデルが完成しました!!

LACCO TOWER 細川大介氏 共同プロデュースモデル RYOGA CICADA-T2/紅桔梗(ベニキキョウ)

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製品詳細:CICADA-T2/紅桔梗(BNK)

JAN:4514812100675
予定販売価格(税抜)¥285,000(税込¥307,800)

Wood Materials Body Top 栃杢(トチモク)細川氏選定材 2P (20mm)
        Body Back マホガニー2P(35mm)
        Neck マホガニー1P
        Fingerboard エボニー
        Finish ウレタン薄吹き仕上
Spec Frets 22F/JESCAR FW47104NS
        Scale 638mm
        Neck Joint Set-Neck (Heel Cut Joint )
Hardware Tuners GOTOH SG301-B20/MGT
        Nut/Width BLACKTUSQ (W:43mm)
        Front pickup RYOGA RH1
        Rear pickup RYOGA RH1
        Controls 2Vol, 1Tone
        Condenser Orange Drop
        Output jack Switchcraft
        Bridge GOTOH 510TS-BS1 (Brass Saddles)
        Strings D'Addario EXL110(.010-046)
Weight 3.4kg
Others Accessories Gig Case
        Warranty 3年

※画像はプロトモデルです。製品時には12Fインレイが変更になります。

モデル名「紅桔梗」というモデル名は細川さんの熱い想いによるもの

※以下原文まま
「このCICADAにも日本語で名前をつけてあげたい。
 そんな想いがふつふつと湧き上がってきて、どんな名前が一番このギターに似合うのか?
 色々と試行錯誤した結果、紅桔梗という言葉がしっくりときています。
 名前というのはとても大切だと思います。
 日本の木を使って、日本が大好きな日本人が作り、日本語ロックバンドのギタリストが弾く。
 日本語でいかせていただけたら幸いであります。」

発売スケジュール

この後、このプロトモデルを細川さんと徹底的に検証を行なった上で製品の生産を開始します。
2019年3月下旬発売予定・完成までちょっと時間がありますが、しっかりチェックをし最高のギターにしますのでしばらくお待ちください。これからギター作りには適した季節になっていきますので、良いギターが作れると思いますよ!楽しみですね。なお本番に向けてはご本人からのリクエストにより「もっと目立つ12Fインレイ」に変更になります。
ご予約受付中!!

楽器フェア2018にてプロトモデル展示&細川さんご本人によるデモ演奏も!

製品版の発売は来春を予定していますが、発売に先駆けて10/19(金)~10/21(日)に東京ビッグサイトで開催される「楽器フェア2018」では1本だけ創られたこのプロトモデルを展示します!
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2018楽器フェア公式サイト 2018年10月19日(金)、20日(土)、21日(日)開催! |

そして・・・ご本人にも弾いていただきます!

RYOGAデモンストレーション by 細川大介 from "LACCO TOWER"

10月19日(金)17:00〜17:30

10/19には島村楽器ブースに細川さんをお招きして2本のCICADAを弾き比べてもらいます!


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デモンストレーションギター①:RYOGA CICADA-T2

9月の公開以来ご好評いただいているデジマートマガジンでの試奏レビュー動画のライブ版というイメージで、そのサウンドを生でお届けします。
www.digimart.net

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”紅桔梗”に先立って発売したCICADA-T2にも実はネックグリップなど細川さんのアイデアを盛り込んであります。

デモンストレーションギター②:RYOGA CICADA-T2/紅桔梗(ベニキキョウ)

今回の目玉である共同プロデュースモデルの初お披露目となるデモンストレーション演奏です!
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楽器フェアへの入場チケットさえあればデモンストレーションは観覧無料!細川さんのギタープレイ、RYOGAのピュアなサウンドを目の前で堪能することができる貴重なイベントです。ぜひ会場まで足をお運びください!